タイトル メイデイ
原題タイトル Mayday
会社・出版社 GDW, Kokusaitsushinsha
デザイナー M.Miller
プレイ人数 2人
対象年齢 14+
プレイ時間 120分
難易度(5段階、易1<難5) 5

「メイデイ」は、危機に陥った宇宙船同士の戦いをテーマにしたゲームです。

宇宙船/小型艇/ミサイルなどのカウンターを準備し、それぞれベクトルごとに分けます。大型艇やその他のカウンターも準備します。
マップを準備し、シナリオを選んでそのようにカウンターなどを配置します。
プレイヤーは侵入側と防御側に別れます。

ゲームは以下の流れに沿って行われます。
最初に侵入側の手番からで、その後防御側の手番となります。

1、移動フェイズ
手番プレイヤーは移動ルールに従って、宇宙船/小型艇/ミサイルはヘックス上を移動させます。このときあらかじめ移動に関するプログラムを選んでいれば、その効果を適用できます。
基本的に今いる場所から移動を行う場合、慣性が働きます。
今いる場所に過去位置カウンターを置き、現在位置カウンターがある場所を未来位置カウンターがある場所に置きなおし、同じだけの方向と距離に未来位置カウンターが置かれます。針路変更をしたい場合は加速性能に従い方向を動かします。
また星には重力が働くので、それの移動修正が働いたり、隣接ヘックスでは周回軌道を回ります。星に着陸する際は、1ヘックスの速度で動かさなければなりません。
2つの現在位置カウンターが同じヘックスに置かれたら、それらは衝突します。
現在位置カウンターと未来位置カウンターが同じ位置にあれば、進路が一致しているので相手の船に乗り移れます。

2、レーザー射撃フェイズ
手番プレイヤーはレーザー射撃を行います。このときあらかじめ攻撃や防御に関するプログラムを選んでいれば、その効果を適用できます。
このとき2つ以上のレーザー兵器があれば、修正を得られます。
目標を指定し距離やプログラムに応じた修正を加味して、ダイスを2個振って判定を行います。攻撃に成功したら損害判定を決定します。

3、レーザー応射フェイズ
相手プレイヤーも同様にレーザー射撃を行いますが、このときは攻撃を受けた宇宙船/ミサイルのみが、その発射した対象に対してのみ反撃でき、あらかじめ攻撃や防御に関するプログラムを選んでいなければなりません。
同様に、目標を指定し距離やプログラムに応じた修正を加味して、ダイスを2個振って判定を行います。攻撃に成功したら損害判定を決定します。

4、砲弾発射フェイズ
砲弾発射フェイズは、ミサイルや小型艇を射出できます。ただしミサイルはあらかじめプログラムを準備していなくてはいけません。
ミサイルは1隻の宇宙船から1発しか射出できません。
射出されたミサイルは、このフェイズには移動しませんが、過去/現在/未来カウンターを用いて、加速性能に応じた移動を移動フェイズに行います。
ミサイルには、自動追尾が出来る誘導型、推進力を設定されている推進型、損害の大きな起爆型、通常の標準型の4種類あります。
移動フェイズで目標と接触したミサイルは、破壊されなければこのフェイズで爆発します。ミサイルのタイプやさまざまな修正を加味して、ダイス2個で判定を行い、命中すれば損害判定を決定します。

5、コンピュータフェイズ
ゲームで決められたコンピュータ性能に応じて、プログラムを削除し、展開を予想して新たにプログラムを入れなおすことが出来ます。
CPUの容量と記憶容量があり、合計分のプログラムを持つことが出来ますが、同じフェイズで使用できるプログラムはCPUの容量と同じ分しか使うことができません。
プログラムは、移動や回避に用いるもの、攻撃や防御に用いるもの、その他などさまざまです。それぞれのプログラムには容量があります。

これらの手順を繰り返し、あらかじめ決めたシナリオに記された勝利条件をクリアすればゲームに勝ちます。


他のサイト:
The table game which plays happilyでの紹介