1995年5位 「メディチ」は、中世イタリアの商人となり、将来的展望を見越して貿易品を競るゲームです。 このゲームは3ラウンドからなります。 各プレイヤーは各ラウンド5枚までの物産を買うことが出来ます。それぞれの価値は0から5ですが、各物産の累積枚数も重要な得点源となります。 順番のプレイヤーは、手番に1枚ずつ3枚までめくって、それらを競りにかけることが出来ます。競りは1順だけ行われますが、それを買うことで6枚以上買うことになるプレイヤーはこの競りに参加できません。競りにかけた手番プレイヤーはそれを売却するか、自分で買い取るか、無効にするかを選べます。この競りにおける相場観がこのゲームのポイントであり、相場観の認識によってゲームが有利にも不利にも進みます。 全員が5枚ずつ持つか山札が無くなったらラウンド終了で、このラウンドに買った物産の数字が多い順に点数が入ります。その後各物産を買った枚数だけ物産グラフを上げていき、各物産において現時点で多く買っているプレイヤーに対しても点数とボーナスが与えられます。 これを3ラウンド行い、1番得点が高いプレイヤーの勝ちです。 このゲームは競りとゲームをうまく融合させたゲームで、競りにおける相場観と心理とが如実に現れていきます。何を買っていいかの判断と、めくられた物産の価値観が重要で、名古屋EJFでも人気ゲームの1つで、このあたりの厳しさがゲームとしてキビシくも面白いゲームに仕上がっているかと思われます。 |
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