タイトル メディバル
原題タイトル Medieval
会社・出版社 GMT
デザイナー R.Borg
プレイ人数 2-5人
対象年齢 12+
プレイ時間 180分
難易度(5段階、易1<難5) 4

「メディバル」は、13世紀のヨーロッパを舞台に、中世の複数の勢力が覇権を争うゲームです。

最初に初期配置になるようにマップを並べます。残った地図カードはよく切って山札にします。勢力カードを並べ、正順逆順の順番で1枚ずつ選んでいきます。ただし境界線を共有する勢力と初期の盤面に存在しない勢力は選べません。勢力カードを自分の手前に並べます。
各プレイヤーは支配マーカーを配置し、開始時の収入を受け取ります。
使われなかった勢力カードをアクションカードに入れて混ぜ、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。最後に支配マーカーを用いて順番を決めます。

手番になったら、以下の順序でゲームを行います。

1、カード補充
手札が4枚になるようにカードを補充します。4枚持っていたらカードを引くことは出来ません。

2、地図盤カードフェイズ
地図盤カードを1枚引いて並べることが出来ます。引くとアクションフェイズにて、攻撃回数と教皇カードに対して制限がかかります。

3、強制カードフェイズ
引いたカードの中から、強制使用のカードをプレイしなくてはいけません。これらには統治者の交代/モンゴル来襲/災害があります。

4、アクションフェイズ
以下のアクションを行うことが出来ます。
・徴税:他のアクションをあきらめることで、徴税を行い支配下の領地より税収分を獲得できます。また徴税によって災害マーカーを取り除きます。
・アクションカード:アクションカードのプレイを行うことが出来ますが、地図盤カードを引いたプレイヤーはここで教皇カードをプレイすることは出来ません。また捨て札もここで行えますが、勢力カードは捨て札に出来ません。
・攻撃:攻撃を2回まで出来ます。ただし地図盤カードを引いたら1回しか攻撃することが出来ません。

勢力カードをプレイすると、勢力カードにある領土が地図盤カードで誰も支配していない場合、そのプレイヤーの支配となります。すでに地図盤カードで誰かが単独で支配している場合は、そのプレイヤーのものになります。複数のプレイヤーが支配していると誰のものでもない状態でプレイされます。
地図盤カード上の領土を支配すると徴税を行うことが出来、勢力カードのプレイでそのカードを支配することが可能になります。
勢力カードを支配すると、初期収入を得られ、戦闘時における修正やカード使用の制限や優遇が発生します。

攻撃は移動先の目標の領土の支配や暴動の鎮圧などが行えます。
他プレイヤーに対する攻撃宣言に軍費がかかります。
最初に勢力の軍隊の修正に統治者修正、さらに民兵を秘密裏に購入して修正値を向上させます。それぞれの勢力の数を比べ、お互いにサイコロを振って、合計が多いほうが勝ちます。
海上戦闘は最初に通過する海域で迎撃を受ける可能性があり、傭兵や統治者修正を用いることは出来ません。
勝利したほうが、その領土を支配することができます。ただし海軍では単独では陸地を支配することが出来ません。

教皇カードは強力な特殊カードで、十字軍を召集し他プレイヤーから戦費を徴収します。戦費が払えないと十字軍に参加できず破門の対象になります。十字軍は戦力の合計が戦闘力となり、騎士団カードも支援としてプレイできます。
サイコロ2つの合計値よりも十字軍の攻撃力のほうが高かったら、参加させた勢力は差分の収入を獲得します。

モンゴル来襲は4枚目以降から効果を発揮します。もっとも東にある地図盤カードに対して攻撃します。当該の地図盤カードには、モンゴルからの防御修正値を加えます。モンゴル側が勝ったら地図盤カードはゲームから除去されます。
最後のモンゴル来襲カードがめくられたら、次の勢力カードを引いた時点でゲーム終了です。

ゲームが終了した時点で、領土と勢力における勝利ポイントが最も高いプレイヤーがゲームに勝ちます。

カードがそのままボードとして扱われる、不思議な感覚のゲームかもしれません。
十字軍は銭の徴収カードですね。

他のサイト:
The table game which plays happilyでの紹介