タイトル モイタラ
原題タイトル Meuterer
会社・出版社 Adlung
デザイナー M-A.C.Merkle
プレイ人数 3-4人
対象年齢 12+
プレイ時間 60分
難易度(5段階、易1<難5) 4
2001年1位

「モイタラ」は、船長の商品売買と反乱者の船の乗っ取りをテーマにしたゲームです。なお、商品を売って利益をあげることが目的となります。

各プレイヤーにチャートカードを1枚持ちます。
船長カードは、どのプレイヤーが船長かと航海士の給料を決めるカードを分けます。
島カードはよく混ぜて、円形に配置します。最初の島以外はすべて裏向けて置きます。
商品カードをよく混ぜて山札を作り、5枚を手札にします。また、船長と反逆者の目的地カードも脇に置きます。
アクションカードを円形に置いた島カードの真ん中に伏せて置きます。
最初の船長を決め、得点記録用の紙と鉛筆を準備します。

このゲームは、多くの順番で1ラウンドが構成されます。

1、船長カードの提示
船長は、自分の勝利ポイントから給料をいくら払うかを提示するため、どれか1枚を表向きに置きます。

2、商品カードの提示
商品カードを表向きになっている島に売る試みをします。島に記された商品しか売ることが出来ません。
商品カードは、ルビー/塩/ワイン/絹/麦の5種類と、戦闘カードをプレイできます。
船長から商品の提示を1枚ずつ行うか、パスをするかします。
・提示を行う場合
その島に売りたい商品をプレイしてもよく、またいらないカードをプレイすることも可能です。
戦闘カードは売る事は出来ませんが、先に表向きに出すことが出来ます。
・パスをする場合
パスをする場合は手元にカードを伏せておき、何枚あるかを示します。
船長がパスした場合は、伏せた枚数だけ時計回りに船長の船カードを進めて置きます。
船長以外であれば、残っているアクションカードから1枚を選び抜き、残りを中央に戻します。
すべてのプレイヤーが降りたら、提示は終了です。

3、アクションカードの確認。
アクションカードを表向けます。アクションカードには以下のものがあります。
反逆者:首謀者です。反乱を起こし、次の船長の機会をうかがいます。
見習い水夫:反逆者を支援します。反逆成功にて2点獲得できます。
航海士:船長に戦闘力1を与えます。船長が交代しなければ1+船長が提示したポイントを獲得します。
積載係:商品カードを3枚多く引いて、その中から手札選べます。
商人:商品売買にて優先権があり、売買にて最も高いポイントで売れます。
反逆者がいる場合、反逆者が伏せた枚数だけ時計回りに反逆者の船カードを進めて置きます。

4、反逆
反逆者がいれば、船長から順番に、追加の戦闘カードをプレイできます。船長と航海士は船長側の、反逆者と見習水夫は反逆者側の戦闘力に加算します。それ以外は戦闘カードをプレイできません。
戦闘ポイントの高いほうが勝ちます。同点は反逆者側の勝ちです。

5、ポイント分配
反逆が失敗もしくは発生しなかったら、反逆者の船を取り除き、船長は船長の目的地の島のポイントを獲得します。航海士は1+船長が提示したポイントを受け取り、船長は提示したポイントを減らします。
反逆が成功したら、船長の船を取り除き、反逆者は目的地の島のポイントを獲得し、新たに船長カードを受け取ります。見習水夫も2点獲得します。
すべての表向きの島に対して売却益を計算します。適切な商品を最も多く売っているプレイヤーにポイントが入りますが、競合する人数が多いとそれだけポイントが減ります。ただし商人を選んだプレイヤーは、売買にて最も高いポイントで売れます。

6、船の移動
船のある島以外を裏向け、船を移動させます。
新しい目的地の島を表向けます。

7、商品カード補充
各プレイヤーは商品カードを5枚になるまで補充しますが、積荷係は余分に3枚引いて、引いたカードから手札に入れるカードを選び、残りは捨て札にします。
商品カードを補充したら、アクションカードを真ん中に戻し、次のラウンドを続けます。

これを人数に応じたラウンドの得点計算までを行い、最も点数を獲得したプレイヤーが勝ちます。

儲かるポイントと自分が最も効果的な立場が何かをうまく見切らなくてはいけません。船長はおいしいかも知れませんが、ずっとはできません。提示の際の降り際のタイミングが重要なゲームです。