「モダンタイム」は20世紀のアメリカの経済発達期ををテーマにした、恐慌に注意しながら工業化と経済投資を行うゲームです。 各プレイヤーは飛行船と株券8枚と15ミリオンドルと大小のタイル1組を持ちます。 株券は産業が書かれており、8枚を無作為に引いたあと手札にします。 自分の色の飛行船をスタートに置き、白い飛行船をチャートに置きます。 残りの株券は銀行です。 ラウンドの最初には競りが行われます。 サイコロを振って、出た目だけ山札から株券をめくって並べます。 スタートプレイヤーから順番に競りを行い、それより最高値をつけるかパスするかします。パスするとこの競りには参加できません。 落札したら競りに掛けられた株券を手札にし、紙幣を順番に1枚ずつ他のプレイヤーに配っていき、そのプレイヤーがビジネスイニチアシブを取って、自分の手番を行います。 手番はビジネスイニチアシブのプレイヤーから時計回りです。 手番ではいずれかを選びます。 ・山札から株券を2枚引く: 山札から株券を2枚引いて手番終了です。 ・株券をプレイしての移動: 手札から任意の株券をプレイし、白い飛行船を場にある枚数と同じだけチャート上を移動させます。 その時点で最大枚数を公開していれば支配権を獲得できます。その後プレイヤーの飛行船を、現在支配権を持っている産業のいずれかのマスまで移動させ、そのマスに大きいほうの正方形タイルを置きます。ここには他のプレイヤーの飛行船は入ることが出来ません。同じように得点ボードに小さい正方形タイルを対応するマスに置きます。 もし白い飛行船がチャートにある恐慌ポイントまで行ったら株式恐慌となり、もっとも公開枚数の多い産業の株券を捨て札にし、チャートをその数に戻します。 すべてのプレイヤーが手札を終わらせたらラウンド終了で、ビジネスイニチアシブを持つプレイヤーから、次のラウンドの競りを行っていきます。 飛行船がゲームボード上の最後のマスに行くためには、1つの分野で最多枚数の株式を公開していなくてはいけません。誰かが最後のマスに行った時点で、ゲームを終了し得点を数えます。 所持金の最も多いプレイヤー:3点 各産業での最多株式公開:1点 ゲーム終了ボーナス:1点 小さい正方形タイルの得点ボードの点数:指示された点数 最も点数の高いプレイヤーが勝ちます。 飛行船コマがいい味出しています。 手軽に出来る株式ゲームです。箱絵はアートに満ちています。 |