「オスカー」は、同じ目を出したそれぞれのプレイヤーが、協調してトリックを取って行く、不思議な感覚のトリックテイキングゲームです。 各プレイヤーは、情報カードとサイコロ2個を受け取り、サイコロは振ります。出た演目が分かるように置いておきます。 演目には、喜劇/ホラー/西部劇/アクション/SF/ラブロマンスの6つの目があります。 カードは各ラウンド、全員に同じ枚数だけ配り、余った札はこのラウンドでは使いません。 このゲームはトリックテイキングですが、通常のスートフォローの義務はなく、通常は色のオーダー(黄>緑>青>紫)によって決まります。ただし赤いカードは切り札で、1枚だけの場合は単に数字の大きいプレイヤーが勝ち、2枚以上出ている場合はより”遅く”プレイされた赤いカードを出したプレイヤーが勝ちます。この場合、余ったカードも獲得できます。 すべてのトリックが終わったら得点計算で、数字のカードがそのまま点数になります。 集計用紙に、出た演目と同じ場所に点数を書きこみます。この演目において全体で120以上獲得しているプレイヤー全員にチップが1枚与えられます。 次のラウンドの前に、もっともこのラウンドで得点を獲得したプレイヤーは、サイコロを2つとも振りなおします。逆に得点を最も獲得できなかったプレイヤーは、2個とも振りなおしても、1個だけでも、まったく振りなおさなくても構いません。それ以外のプレイヤーは振りなおす場合、2個とも振りなおす必要があります。 このようにして、チップを7枚以上集めたプレイヤーの勝ちです。 協調関係で同じ目を出したプレイヤーは、少なくともこのラウンドは運命共同体です。 必要以上にサイコロを振りなおすのは不利になることもあります。 |