タイトル パレルモ
原題タイトル Palermo
会社・出版社 Piatnik
デザイナー Walter Ziser
プレイ人数 2-5人
対象年齢 12+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 4
1992年ノミネート
絶版

「パレルモ」ははギャングの上納金をテーマにしたボードゲームです。

このゲームは、いかに効率よくボード場にある、自分のギャングのテリトリーのお店を一周出来るかという感じのゲームです。最初に街を作りますが、屋根がつながっているように街を作らなくては行けませんし、かといってあとあと各お店を巡回するわけですから、回りやすくする必要があります。

街が出来たら、自分の順番にギャングはスタート地点から移動できます。あらかじめ決められた移動力を用いて各お店を巡回しますが、このゲームでは移動力を余してチップを回収すると、それだけ多くの上納金を得られます。ですから街作りの段階から注意しておくとともに、外周を効果的に移動できる高速道路も有効に使いましょう。お店を回って上納金を回収するといくと、それに応じてギャングの移動力も増えていきます。

ただし、街中にも敵はいます。ギャングにはお抱えのポリスがいて、これを通過する際には移動力1と、賄賂を請求することが出来ます。こいつはギャングの指示で動きますので、これらの駒の配置も重要です。
最終的には全員が店を巡回するとゲーム終了で、その時点で一番稼いだプレイヤーの勝ちですが、一旦待ったほうが上納金の稼ぎはいいものの、ポリスのちょっかいや早上がりにはボーナスがあるので、このあたりは何とも言えません。

ギャングといってもビジネスですから、こういった苦労は付き物ということがよく味わえます。またギャングとポリスの位置の兼ね合い、またテリトリーである店の計画性なども、このゲームのポイントといえそうです。