「ピーナッツ」は、ダイスゲームにマネジメントの概念がある非常に不思議なゲームです。 ボードには、スタートマス/通路マス/停止マスがあります。 最初にボード上の金額と同じマスに所有マーカーを配置します。お金を仕分けして、各プレイヤーに9700ずつ分配します。 プレイヤーの人数において中立のマーカーを準備し、各プレイヤーには自分の色のマーカーを2つずつ準備します。 あらかじめ決めたスタートプレイヤーから順番に、その金額を支払って所有マーカーを手元におきます。これを時計-反時計回りの順番に2つずつ購入していきます。 5人以下の場合は中立コマを価格の最も安いスタートマスに配置します。 ラウンドのはじめにはすべてのコマをスタートマスに置き、最も高い価格のマスに止まっているコマの持ち主がスタートプレイヤーとなり、順番になってスタートマスに置かれていたら手番を行います。 移動の際、サイコロの組み合わせを選ぶことが出来ます。1-3の黒いサイコロ1個、0-5の白いサイコロ1個、0-5の白いサイコロ2個のいずれかです。サイコロを選んで振ったら、その数だけ前に進まなくてはならず、そのマスでコマを停止させるか、ダイスを振り続けるかを選択します。 コマをもう移動させない場合はコマを停止マスにずらします。ただし停止マスに別のコマが既にある場合は、そのコマをスタートマスに追い出して自分が停止マスに入ります。コマを停止させない場合、そのマスに止まるダイスで0を出していなかったら、そのマスの所有者(所有者がいなければ銀行)にそのマスの価格を支払い、再びサイコロを選んで振ります。 全員が移動して停止マスに止めたら、中立コマが白いサイコロ2個で移動して、停止マスに入ります。そのマスにプレイヤーのコマがあったら、そのコマをスタートマスに置き、再び手番を行ないます。 すべてのコマが移動し終わったら、ラウンドのトップを決めます。 それぞれのコマのいるマスの価値を調べ、自分が所有するマス以外に止まっているプレイヤーは、価値が最も高いマスに止まっているプレイヤーにますの差額分だけ支払います。もし止まっているマスが自分の所有するマスだった場合は支払う差額が倍勘定となります。なお自分が所有するマスに止まっているプレイヤーは支払わなくても構いません。銀行がトップだった場合は額面どおりの支払いになります。 その後、ラウンドのトップのプレイヤーは、まだ買われていないマスの所有マーカーを買うことが出来ます。銀行がトップだった場合、そのマスがまだ買われていない場合はそのマーカーがゲームから取りさらわれます。 ゲームは、誰かが6個の所有マーカーを持つか、銀行が6個の所有マーカーを取り去るか、誰かが破産した場合にゲームが終了します。6個のマーカーを持って勝つ以外は所持金で勝敗が決まります。 5-6人の場合は5個所有マーカーを持つか、すべてのマスが売却されたらゲーム終了です。 サイコロをうまく活用したすごろくですが、マネジメントゲームテイストなので、ちょっとした興奮で遊ぶことが出来ます。コマの位置取りが重要です。 なお、ピーナッツって「はした金」を表す隠語です。ロッキード事件で有名な表現ですね。 |