タイトル 胡椒袋(豪商、ギルドウォー)
原題タイトル Pfeffersacke
会社・出版社 Goldsieber
デザイナー Christopher Conrad
プレイ人数 3-6人
対象年齢 12+
プレイ時間 75分
難易度(5段階、易1<難5) 4
1999年10位
絶版

「胡椒袋」は、ドイツ国内を行脚して、より多くポイントを上げたプレイヤーの勝ちです。

はじめに街と隣接する村を1つずつと、信用状2枚、現金30を持ってゲームをはじめます。街のタイルには商業区画が仕切ってあり、街の大きさによって数が異なります。
その区画に拡張するには先詰めで埋めていきます。なお村は駒を置くだけとなり、1点増やし村既決マーカーを進めます。

自分の順番が来たら、自分が区画を押さえていてまだ決算が終わっていない各街に対して、拡張を行うか資金調達をするかを選べます。資金調達はその街に対してまだ未決の区画1つに対して5をもらえ、拡張の場合は空いている区画を1つ埋めます。その後お金を10をもらい、商業ルートを先に延ばします。
商業ルートには価格が設定されていて、既に区画を持っている街か村からそのルートの金額を払い先に延ばすことが出来ます。信用状は、商業ルートを2回分のばすか、ある街の資金調達を2倍にするか、拡張を2 回行うかが出来ます。2枚一度には使えません。
ある街において、すべての区画が埋まったり、残り区画があっても単独過半数が決定した場合にその街に対して決算が起こります。単独過半数を取った場合は、そのプレイヤーにそこにかかれたポイントが入ります。単独過半数が取れなかった場合はそのポイントを切捨てで半分にします。個数が同じ場合は先に置いたプレイヤーが権利を得ます。なお決算が決まっても区画が空いている場合、決算を決めたプレイヤーは、他のプレイヤーの進路を断つため、そこを金を5払うことで埋めることが出来ます。

最終的に村マーカーが0に達するか、すべての街において決算が決まったら終了。現在のポイントに、10州あるうちの足を踏み入れた数x2と現金20につき1ポイントを計上し、それらを足したポイントが結果となります。

完全に盤面が見えていますので、考え込まれるとちょっとネックとなりますが、基本的に目先の利益に走ってもそこそこ効果があるでしょう。いろいろな意味で駆け引きもあります。
結構時間かかりそうなゲームに見えますが、1時間ちょっとで終われるような感じがします。