2000年6位 「ポルト・ロイヤル」は、トリックテイキングを通じて、ジャマイカの海賊の操船技術を駆使し、積荷を売却することによって一攫千金を狙うゲームです。 準備として、プレイ人数に応じてトリックカードをよく切ります。また戦利品カードやボーナスカードもよく切って山札にしますが、戦利品カードの1番下は「カード1枚移動」になります。各プレイヤーにはボードを1枚準備して借金マーカーを0に置き、切り札マーカーとトリックマーカーを持ちます。トリックカードならびに海賊マーカー、ビットマーカーも準備しておきます。 1ゲームは6ラウンドあります。 ラウンドの始めに、山札から戦利品カードを9枚場に並べます。その後にトリックカードをよく混ぜて各プレイヤーに8枚ずつ配り、あまりは表向きに2枚置きます。 その後に特権に対する競りが始まります。特権を競り落とせば、表向きの2枚のカード交換、切り札を決定する権利、最初のスタートプレイヤーを決められます。基本的に数字をせり上げるかパスするかで、パスしたらこのラウンドは再び競りに参加できません。 競り落としたプレイヤーは、その数字だけの金額を自分のボードに借金をマーキングします。なおすでに借金していたらそれらは合計されます。 また特権を競り落としたプレイヤーは、1回だけこれまで獲得した戦利品カードを入札に充てることができます(あまりは無視)。 そして最初のスタートプレイヤーから順にトリックテイキングを行います。通常のトリックテイキングとは違い、フォローの義務はありませんが、切り札をプレイするときはフォローできないときに限り、その場合はその色がないことをトリックマーカーで表します。基本的にリードカラーが強く、それよりもトランプカラーが強くなります。 なお2枚ある精霊のカードをプレイされたら、そのトリックには色の概念がなくなり、最も高い数字を出した(より後に優先権があり)プレイヤーが取ります。 これを8トリック繰り返します。終わった後に場に残った戦利品には、ボーナスカードが裏向きで付加され、これを獲得したら両方のカードが入ります。 獲得した戦利品は、船の種類ごとにまとめられます。一度置かれたカードは原則的に積み替えはできません。ボーナスカードは裏向けのまま置かれます。 各船には積載量があり、これを越えて積載した場合には、その船に積まれた戦利品は得点に加算されません。 中には積載量や得点を操作する戦利品も含まれています。 6ラウンド終わった時点で、積載量を越えていない船の戦利品とボーナスカードを得点にし、最も高いプレイヤーが勝ちます。 船の積載量を気にしつつ、めまぐるしく状況の変わるトリックテイキングをこなしていかなければ行けない、かなりシビアかつトリッキーなトリックテイキングゲームです。 |