タイトル ラッツィア
原題タイトル Razzia
会社・出版社 Ravensburger
デザイナー Stefan Dorra
プレイ人数 3-8人
対象年齢 9+
プレイ時間 30分
難易度(5段階、易1<難5) 2
1992年ノミネート
1992年9位

絶版

「ラッツィア」は、カジノでの収益を得るゲームです。ギャンブラーだけでなく警官をもうまく使ってクレバーに儲けます。

ゲームの前には、6つカジノをテーブルに配置し、各プレイヤーには5枚の手札が配られます。
親は6つある5000から50000までのカジノの収益金を1枚ずつ順番に配置し、7枚目は手札を見て好きな場所に配置します。もしそれ以前にカジノにある収益金は、そのままそこに足されます。
その後、どのカジノを狙うかをカードを1枚出して決定します。カードにはギャンブラーと警官が書かれていて、またターゲットとなるカジノもあらわされています。プレイヤーが行動を決定したら全員公開します。

カジノに対してギャンブラーが1人だけだったら、そのカジノの収益金をすべて得られます。2人以上ギャンブラーがいる場合、数字の高いギャンブラーが交渉権を得ます。そのまま交渉を受けるなら解決しますが、交渉を蹴る場合はサイコロ勝負となり、そこにギャンブラーの数字が足されます。その数字の大きいほうがすべての収益金を得ます。
ギャンブラーと警官が重なった場合は、ギャンブラーが何人いようと警官が収益を得る権利を得ますが、この場合に警官が複数いた場合も、ギャンブラーのときとよろしく交渉からサイコロ勝負になります。なおギャンブラーがいないカジノに警官が踏み入っても、何も貰えません。
こうやって繰り返し、収益金をすべてのカジノに配りきった時点で終了で、一番収益を得たプレイヤーが勝ちます。

ギャンブラーと警官における駆け引き、このあたりが悩ましいゲームであります。非常に単純なゲームでありながら、結果がまったく読めないのでなかなか考えさせてくれるゲームです。