「サンファン」は、プエルトリコの仕組みを整理したカードゲームです。 スタートプレイヤーが総督タイルを持ち、役割タイルをテーブルに並べます。 商館タイルはよく混ぜて伏せて山札にします。 各プレイヤーはインディゴ工場を1枚ずつ持ち、手前に並べておきます。 それ以外のカードをよく混ぜ、各プレイヤーに4枚ずつ手札を配ります。 残りのカードは山札となります。 手番になったら、最初に総督タイルを持つプレイヤーは役割タイルを選んで、その行動を行うことが出来ます。総督タイルを持つプレイヤーが役割タイルの行動を行ったら、左隣のプレイヤーが次に行います。 全員が総督タイルを持つプレイヤーの選んだ役割タイルの行動を行ったら、次に左隣のプレイヤーが、残った役割タイルの中からどれかを選びます。 このようにして各プレイヤーは、選ばれた役割タイルの行動を、タイルを選んだプレイヤーから順番に行います。 ただし、それぞれ役割タイルを選んだプレイヤーは、特権の効果を含めて行動を行うことが出来ます。 また建設されている建物に応じて、その建物の効果を適用することも出来ます。 役割タイルは以下のものです。 ・建築士:手札を1枚、自分の手前に表向きにプレイして、建てることが可能です。 このとき、記されたコストの分だけ、手札を裏向きに捨て札にしなくてはいけません。 タイルを選んだプレイヤーは、特権として1つコストが低下します。 ・監督:自分の建設した空いているどれかの工場1つに、商品の生産として山札から1枚表を見ずに工場にカードを配置します。空いている工場がまったくなければ商品は生産されません。 タイルを選んだプレイヤーは、特権としてもう1つ商品が生産できます。 ・商人:商館タイルを1枚めくり、工場にあるどれか1つの商品を売却して、商館タイルの売却を行った工場の指示に従ってカードをその枚数だけ手札に補充します。売却の際は捨て札は裏向けです。売却が終わった商館タイルは、山の一番下に裏向きに入れます。 タイルを選んだプレイヤーは、特権としてもう1つ商品を売却できます。 ・参事会議員:山札から2枚引き、その中から1枚を手札に入れます。残った1枚は捨て札として裏向けに捨てられます。 タイルを選んだプレイヤーは、特権として5枚の中から1枚を手札にします。 ・金鉱掘り:この役割だけは、タイルを選んだプレイヤーのみが恩恵を受け、カードを1枚補充します。それ以外のプレイヤーは何も出来ません。 建物は以下のものがあります。 建物を建設すると、ゲーム終了時に得点として換算されます。 ・紫色:これらはゲームを有利に行うための、さまざまな効果が書かれている場合があります。建設されたら、それぞれの効果は、役割タイルのそれぞれ行動を行う場合に適用することが出来ます。なお、同じ建物を複数建てることは出来ません。 ・生産施設:生産施設はそれぞれの商品を1枚まで生産できます。複数の商品を工場が持つことはありません。生産施設は種類によって商館タイルでの売却の効果の期待値が変更します。同じ建物は何件でも建てられます。 全てのプレイヤーが役割タイルを選び、その行動を全てのプレイヤーが終わったら、ラウンドは終了します。 総督タイルを左隣のプレイヤーに渡し、各プレイヤーは役割タイルを場に戻します。 建物の礼拝堂を持つプレイヤーは、その処理を行うかどうかを決めます。 手札を8枚以上持つプレイヤーは、7枚以下になるように捨て札にします。 そうして次のラウンドになります。 誰かが12件以上の建物を建てた時点でゲームは終了します。 プレイヤーは、建物の得点と礼拝堂の点数、ボーナスを与える建物の点数を合計し、もっとも点数の高いプレイヤーが勝ちます。 他のサイト: The table game which plays happilyでの紹介 |