タイトル シャーク
原題タイトル Shark
会社・出版社 Ravensburger, Flying Turtle
デザイナー Jean Vanaise
プレイ人数 2-4人
対象年齢 10+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 3
1986年ノミネート

「シャーク」は、地味ながら白熱する株式ゲームです。

最初所持金は0です。自分の番になったら、さいころを振る前と後に通算して5枚まで株券を買えます。売るのは何枚でも構いません。
自分の番にさいころを振って、出た目と色に沿った場所に駒を置きます。単独である色が1個置かれればそのいる株価は1上がりますが、既にその色のグループがある場合に、違う場所に新しく単独でその色を置いたときには株価は上がりません。縦横繋がるように置けば、その色の株価は繋がった駒の数だけ上がります。

また大きいグループと小さいグループが隣り合った場合、小さいグループの駒の数だけその色株価が下がります。単独駒を取り除いた場合は、それがその色唯一の駒でない限り株価は変わりません。
駒を置いてある色の株価を上げたプレイヤーは、その株価と同じだけの配当を受け取ります。また全プレイヤーともその色の株券1枚あたり株価と同じ額の金額を得ます。逆に株価が下がった場合、駒を置いたプレイヤー以外は、その色1株あたり下がった分を支払います。
1つのグループは最大7つの駒までしか構成できません。どれかの色の株価が15に達するか、すべての駒が置かれたときにゲーム終了で、資金を換算して勝敗を決めます。

すごく地味で昔のゲームなのですが、昔からプレイアビリティは高いと定評のあるゲームです。またディスプレイ的にはゲームを如実に伝えています。他プレイヤーの株券の持ち具合と、淘汰されにくい効果的なグループの形成、あらかじめ株券を買い、値段を釣り上げて売るなどの株売買のタイミングがこのゲームのポイントで、各順番で通算5枚しか買えない株券をサイコロ振る前/後のどの段階で買うかとか、今後どの色の株券を推していくかがこのゲームの鍵となります。