「シエスタ」は、太陽と屋根と日陰をうまくゲームに活かしたゲームで、影をたくさん作って得点にします。 ボードには碁盤のようになっています。 プレイヤーは自分の色の屋根を取り、得点マーカーをボードにスタート地点に置きます。その他の日陰と太陽のコマは、プレイヤー共用のコマです。 手番には3個のコマを置いて、出来た日陰の数が得点になります。最初は太陽/屋根/日陰という形で置いて行きます。この太陽/屋根/日陰というくくりを、このゲームでは「シエスタ」と呼びます。 その後は置くコマが3個であれば、ルールに則った置き方であればどのような置きかたでも構いません。 ただし置くコマは前後左右に何かのコマが隣接していなくてはならず、影は太陽が屋根に照らされていて、はじめて作られますし、太陽に隣接するマスに影は作られません。太陽と屋根が置かれても必ずしも先に影が出来る必要はなく、太陽がなくても屋根を影の前後左右に置くことは可能です。複数の屋根でシエスタを作ってもいいし、あらゆる太陽と屋根の組み合わせでシエスタは作られ得ます。 手番の最後にシエスタを新しく作るかシエスタの影が伸びれば、増えた分の影の数の点数だけ、シエスタを作った屋根を持つプレイヤーに入ります。また自分の屋根だけで、両側から並んだシエスタを作るとボーナス点が入ります。 最終的に太陽、日陰、プレイヤーの持つ屋根のいずれかがなくなったらゲーム終了です。この時点で、最も得点の高いプレイヤーが勝ちです。 日照権をうまくゲームに組みこんだようですが、そうでなくても他プレイヤーの屋根を含めた、様々なコマの位置関係が重要なゲームです。ボーナスを効果的に狙い、影に対しての相互作用をうまく得点に活かすゲームでしょう。 |