「スチーブンソン・ロケット」は1830年代のイギリスを舞台にした、都市に線路を乗り入れ、お金を稼いで鉄道王を目指すゲームです。 盤上の鉄道会社の起点に汽車を配置します。また各大都市にチップを3枚配置します。株券と乗客タイルを準備します。各プレイヤーに7つの駅を与えます。 手番では以下の2回の行動が取れます。ただし同じ機関車を2つ前進させることは出来ません。 1、大都市に3枚あるチップを取れます。取ったら種類ごとに分けて置きます。 2、自分の駅を空いたマスに置く。ただし都市や線路の上または列車や他の駅に隣接する場所を除く。 3、どれかの汽車を空いたマスか駅へ前進させて線路タイルを置き、その株券を1枚取ります。ただしこの敷設に同意できない場合は、拒否権を株を提示することによって入札します。手番プレイヤーが最後に提示でき、さらに入札に対して優先権があります。最終的に競り勝ったプレイヤーの意思で敷設できます。入札で競り落とした株券はストックに行きます。なお株券がなくなったら、汽車を前進させても株券は得られません。 機関車を自分の手番で他プレイヤーの駅に移動させると乗客チップが得られます。 このゲームでは、あるアクションにおいて配当が得られます。 1、大都市に鉄道会社が接続すると、その大都市チップを持つプレイヤーの1位と2位に配当があります。 2、駅のある都市に接続したら、その鉄道網の上にある駅の数の1位と2位に、駅の数に応じて配当があります。 3、ある鉄道路線が他の鉄道路線に接すると、移動したほうが合併されます。その鉄道会社の株券枚数の1位と2位に、駅の数に応じて配当があり、持っている株券を合併した鉄道会社の株に2:1の割合で交換します。 合併を繰り返し、残る鉄道会社が1つになるか、線路のタイルがすべて置かれたらゲーム終了です。 鉄道会社が接続していない大都市チップを返し、種類ごとに分けて1位と2位にそれぞれ配当があります。その後鉄道網の上にある駅の数で1位と2位に、駅の数に応じて配当があります。最後にそれぞれの鉄道会社の株券の枚数に応じて、1位と2位に駅の数に応じて配当があります。 もっとも多くのお金があるプレイヤーが勝ちです。 1回やっただけでは全体像がつかめないかもしれませんが、拒否権のタイミングや株券の持ち数、また鉄道をどう延ばしていくかとか駅の配置などまでも気にしなくてはいけません。かなり奥の深いゲームだと思います。 |