| タイトル | カタンの開拓・「宇宙編」 |
| 原題タイトル | Die Sternenfahrer von Catan |
| 会社・出版社 | Kosmos |
| デザイナー | Klaus Teuber |
| プレイ人数 | 3-4人 |
| 対象年齢 | 12+ |
| プレイ時間 | 120分 |
| 難易度（5段階、易1<難5） | 4 |
「カタンの開拓「宇宙編」」は、カタン星雲の殖民計画を題材にしたゲームで、従来のカタンの開拓をうまくアレンジしたゲームです。
各プレイヤーは自分のロケットと駒を受け取り、コロニー2つと宇宙港1つを所定の位置に配置します。またおのおのの惑星にスタート地点とそれぞれのシステムの産出チップを配置します。ロケットパーツと産物カードを種類ごとに準備します。5つの産物カードを12枚ずつ抜いてそれらをよく切って、各プレイヤーに3枚ずつ配り、残りは補給用山札にします。ロケットには名声リングを1つ取りつけ、ゲームチャートを各プレイヤー受け取ります。
手番プレイヤーは以下の手順で行われます。
まず産出フェイズを行います。手番プレイヤーはサイコロを2個振り、対応する惑星のに隣接するコロニーの所有者に原材料が産出されます。7が出た場合は8枚以上のカードを持っていたら手札の半数を捨て札にします。また誰かから1枚のカードを無作為に引きます。さらに得点が8点以下のプレイヤーは、補給用の山札より手番プレイヤーは1枚カードを受け取ります。
次に手番プレイヤーは他のプレイヤーまたはストックに対して、産物カードの交換を行えます。これとともに、移民船や交易船などの建造、また移動力を増やすエンジン、戦闘を有利に進めるミサイル、他のエイリアンの交易に必要な船倉など、母船の装備品の改良も出来ます。移民船はコロニーを、交易船は交易ステーションに宇宙船を取りつけます。宇宙港は既に置かれたコロニーを拡張し、また新たに移民船や交易船を発進できるようになります。
このあと、航行フェイズがあります。宇宙船を振って下に出た玉の色で、それぞれの宇宙船の移動力を出します。なお黒い玉が出たらイベントカードの指示に従ってから規定のマス数だけ動けます。イベントカードはゲームブック形式になっており、産物カードの取引やロケットを振り合う戦闘なで、その選択によっては有利にも不利にもなり、最悪の場合は装備などを取られたりします。
移動先に惑星があれば、それらを覗き見することが出来ます。また移民船をコロニーポイントに進めれば、コロニーを配置できます。ただし氷の惑星や海賊惑星の場合、そこに書かれた条件を満たさないと配置できません。交易ステーションは番号順に他エイリアンの基地に置く必要がありますが、船倉が規定数ないと配置できません。配置したら、そこにあるエイリアンのカードから1枚獲得でき、その能力を使えます。なおもっとも効率的に基地を置くプレイヤーには親善マーカーが置かれます。
点数は、コロニーには1点、宇宙港には2点、エイリアン親善マーカー2点、氷の惑星や海賊惑星の解決1点、名声リング2個につき1点で、15点獲得したプレイヤーの勝ちです。
壮大なカタンの開拓の発展ゲームですが、まずロケットが圧巻で存在感があります。また箱も11センチと重厚な内容になっています。なおこのセットだけで遊ぶことが可能です。
