タイトル タージマハール
原題タイトル Tadsch Mahal
会社・出版社 Alea
デザイナー R.Knizia
プレイ人数 3-5人
対象年齢 12+
プレイ時間 75分
難易度(5段階、易1<難5) 3
2000年ノミネート
2000年1位

「タージマハール」はインド・ムガール帝国の権力者となって、マハラジャや都市の指導者を指揮して、勢力を拡大して行くゲームです。

12のエリアタイルをよく混ぜて、それぞれのエリアに配置しますが、最後のエリアはAgra(タージマハールのあるところ)になり、またそのAgraにはタージマハールマーカーを置き、残りのボーナスタイルは、無作為に盤上の砦に配置します。リングと4種類の影響タイルを準備し、対応するマスに置きます。各プレイヤーの色の宮殿とポイントマーカーを準備し、カードをよく切って各プレイヤーに6枚配り、人数に応じた場札をめくります。ポイントマーカーは0に置き、2つの黒いマーカーは、1つは手番プレイヤー、もう1つは1番のエリアに置きます。

スタートプレイヤーから始めます。手番には、そのエリアに対して2枚(原則的には1枚)までのカードをプレイするか、離脱するかが出来ます。

カードをプレイする場合、原則的に手札からカラーカードを1枚までしかプレイできません。ただし無色のカードや、影響タイルを払うことで獲得できる特殊カードは、他の色カードと一緒に出すことが出来ます(さらに特殊カードは強力な上に捨て札になりません)。プレイされたカードはプレイヤーの前に並べておきますが、これらに続けてカードを出す場合には、同じラウンドでは同色しか出すことは出来ません。

もし離脱する場合、カードに書かれた4種類のマーク(ワジール/将軍/修道女/王女)が、単独でどのプレイヤーよりも多く出ていれば、その影響タイルを獲得でき、さらに現在のエリアの空いている都市や砦に宮殿を1つ配置できます。なお4種類のマークの影響タイルは各ラウンド1人しか取れません。
それ以外にもマークがあり、特殊能力があります。
大ムガールは宮殿にリングをつけて配置しますが、これは例外的に他の宮殿が置かれている場所にも立てられます。
象は宮殿を置くことは出来ないものの、そのエリアのタイルを獲得できます。

離脱したプレイヤーは、宮殿配置や影響タイルの獲得などの後、カードの評価や宮殿などによって獲得するポイントを算出します。
それらは、そのエリアで獲得した産物と既に獲得した同じ種類の産物、そのエリアに置かれた宮殿とそれにつながる宮殿の連絡、エリアタイルに書かれた産物と同じ種類の産物が得点対象になります。
得点した後はカードは特殊カードを除き捨て札にして、場札からカードを2枚引きます(最後に離脱すると、引けるカードは1枚のみ)。なお最初から何も出さずに離脱する場合は、通常の場札から2枚引くに加え、追加で1枚山札よりカードが引けます。

最後のプレイヤーが離脱して点数を獲得したら、スタートプレイヤーが時計回りに移動し、エリアが先に進んで次のラウンドに移ります。なお、ラウンドの終了時に対応する影響タイルを2枚捨てることで、強力な特殊カードを獲得できます。

このように12ラウンド行ったらゲーム終了です。終了時に手札にある特殊カードと無色のカードと、手札で最も枚数の多いカラーカードに対して1枚1点が与えられ、最もポイントの多いプレイヤーが勝ちます。

いろいろと細かいルールが多いゲームですが、ゲームのテンポは早いですね。
マハラジャをつくるというフレーズはそそります。