タイトル 乗車券・ヨーロッパ
原題タイトル Ticket to Ride:Europe
会社・出版社 Days of Wonder
デザイナー A.R.Moon
プレイ人数 2-5人
対象年齢 8+
プレイ時間 60分
難易度(5段階、易1<難5) 3
「乗車券・ヨーロッパ」は、ヨーロッパに線路を引いて、都市の間をつなぐことを目的とするゲームで、乗車券シリーズの第2作目です。

ボードを広げ、自分の色の列車コマと駅のコマを受け取ります。
スコアマーカーを0に置きます。
列車カードをよく切って、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。
残った列車カード山札からは5枚をめくって表向きにします。
目的地カードは長距離と通常に分け、長距離の目的地カードを各プレイヤーに1枚ずつ配り、残りは使いません。通常の目的地カードもよく切って各プレイヤーに3枚ずつ配り、残りは目的地カードの山札とします。

手番は時計回りに行います。
手番では、以下のいずれかを行います。

・列車カードを引く
列車カードを補充します。
列車カードを表向きのカードから引くか、山札から引くかを選んで引きます。
表向きのカードを1枚引いたら、直ちに1枚山札からめくって表向きにします。
例外として、機関車カードを引くと2枚目を引くことは出来ませんし、2枚目を引く際に機関車カードをめくってしまったら、その機関車カードは引けません。
表向きのカードが5枚のうち3枚が機関車カードになってしまったら、列車カードを表向きとなった機関車カードも含めて切りなおしとし、同じように5枚めくって表向けます。
列車カードは何枚持っていてもかまいません。

・路線完成
同じ種類の列車カードを手札からプレイすることで、プレイヤーの路線を完成させます。
ボード上の路線の色と長さに一致する、色と枚数の列車カードをプレイして、その路線のマスに列車コマを置き、路線の長さに応じて点数を獲得します。
列車カードはボード上の路線の色に対応し、完成させるためにはその枚数のその色のカードが必要です。
2本並列している路線に対して、1人のプレイヤーはどちらか片方しか完成させることは出来ません。
機関車カードはどの路線の色としても使えます。
灰色の路線は任意の色1色のカードで完成します。
新しく登場するフェリールートは、その構成する路線に、必ず機関車カードが規定枚数必要となります。
新しく登場するトンネルルートは、完成させようとする路線に対して、山札から路線カードを3枚引き、その中にプレイした種類の列車カードが含まれていたら、その分だけ追加でプレイできなくてはいけません。

・目的地カードを引く
新しく目的地カードを引くことが出来ます。
目的地カードを3枚引いて、1枚以上手札に残し、残りは山札の1番下に入れます。
これらの都市を、列車コマでつなぐことが出来たらゲーム終了時に得点し、そうでなければ減点されます。
目的地カードは何枚持っていてもかまいません。

・駅舎建設
新しく駅舎の建設が出来ます。
駅舎は3つあり、各プレイヤーは同種の列車カードを何枚かプレイすることで建設できます。
駅舎を建設すると、目的地カードの得点において、その駅から伸びる他プレイヤーの1つの路線を用いて判定することが可能になります。

プレイヤーの誰かが、手番の最後に列車コマが2個以下になったら、すべてのプレイヤーが最後の手番を行います。
全員の手番が終わったら、目的地カードを公開して判定を行います。駅舎のルールで、他プレイヤーの路線も使用可能です。達成していたらプラス点数が、達成していない場合はマイナス点になります。
また連続する路線の長さがもっとも長ければ、そのプレイヤーが10点獲得します。
最も点数の高いプレイヤーが勝ちます。

ヨーロッパマップになってかなり細部にトリッキーな路線があります。
新しいルールのおかげで、従来のゲームよりも変化が出るでしょう。
以前よりも、より機関車カードの重要性が増していますし、長距離は1枚のみになったので、目的地カードによる大きな失点は多少減ると思います。

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