タイトル 特命転攻生
原題タイトル Toukumeitenkousei
会社・出版社 Enter Brain, Elseware
デザイナー S.Bando, F.Yanagawa
プレイ人数 ??players+Gamemaster
対象年齢 12+
プレイ時間 ??分
難易度(5段階、易1<難5) 4

「特命転攻生」は学園内で起こる異常現象と戦う高校生となって活躍するロールプレイングゲーム(RPG)です。

このゲームにおいて、学校という特殊な社会機構で発生する異常事態を、秘密の機関からの指令によって学校内に潜入し、その異常事態を解決することが目的となります。
そのために特別な訓練を行なう特務学校にて、それらの訓練を行ったキャラクターを操ります。

このゲームの世界観はある種独特の想念によって、学園内にそのエネルギーが生じこれによって異常事態が発生するようになっている。その力は外の世界とは徐々に隔離されていき、常識を越えた異常現象が生じやすくなっていきます。それに対抗するために直属の秘密の機関から指令でそういったエネルギーを利用するもの、またはエネルギーそのものに対抗することになります。そのためには、キャラクターはそういった学校に配属され内偵し、証拠や弱点を見つけ出して事態の解決に挑みます。

特務学校は、一般的なRPGにおいて専攻をあらわすもので、架空における横浜を舞台に10校近い学校がある。これには戦国風、中華風、軍隊風、幻想風、魔術風、ミュータント風、スポ根風、アンドロイド系、不良風、オタク系の特務学校が準備されています。

キャラクターはこれらの特務学校から1つのパターンを選び出し、基本能力と技能をキャラクターシートに書き出します。その上でキャラクターの特徴となるガジェットと呼ばれる装備品と非常に強力な秘技を獲得します。

システム的には、能力値と技能における個数の6面ダイスを振って、その合計値が判定に用いられます。これにガジェットと秘技の効果を加えることで、さらに効果的な判定を行なうことが出来ます。判定の際に出た1のダイスは、エキストラパワーといって判定を有利にするなどの効果を得ますが、これを貰いすぎるとキャラクター運用に支障が出てきます。その他、卒業ポイントといってキャラクターの運用期間を左右する値や、学園ものにありがちな感情描写をルールに付加することで、キャラクターのロールプレイを支援しています。

巻末にはイメージとして、炎の転校生やスケバン刑事などが紹介されていますので、これらの作品にインスパイアされたロールプレイが可能になっています。