「トロイア」は、トロイの遺跡を発掘する考古学者となり、断片から遺跡を再構築していき、学者としての価値を高めていくゲームです。 あらかじめ各時代ごとにパズルを混ぜておきます。 各プレイヤーはテントを建て、自分の色のコマと、許可カードと論文カードを受け取ります。丸印のない許可カードはよく混ぜて脇に置きます。 ボードの周囲にパズルの枠を並べ、最も古い時代から順にパズルを無作為に撒きます。 得点トラックに、プレイヤーの得点マーカーも準備します。 各プレイヤーはアクションカードの使用から始めます。選べるものは、許可カードによる発掘もしくは調査、もしくは論文発表です。 全員これらのアクションカードを伏せて出し、出揃ったところで表向けます。 表向けた結果の数字の高いほうから、そのラウンドのプレイ順となります。 なお論文発表を行ったプレイヤーは、手番の最後に許可カードを1枚引きます。 許可カードは、実際に遺跡に乗り出していきます。 発掘と調査を合わせて5回まで行うことが出来ます。 発掘は、発掘現場から上面に何も触れていないパズルを取って、発掘したときの面を向けて自分のテントの前に置きます。並べられるパズルの数は6個までです。 調査は、テントの前に置かれたピースを取ってテントの中に隠します。この場合は裏返してもよく、調査をした際に既に公表されたパズルと合っているかを調べることが出来ます。 論文発表は得点と許可カードの獲得です。 論文カードを出したら、テントの中のパズルを5個まで公表し、時代と等高線を合わせて、しかるべき場所にはめ込みます。これにより名声点が獲得できます。パズルは縦横のつながりのグループで公表したほうが効果が大きくなります。 あるパズルの枠で最初に発掘されたパズルは1級発掘となります。その枠においてそれ以降の公表は、それまでの最大よりも大きい場合に1級発掘となります。1級発掘にならないものは2級発掘となりますが、1級発掘に隣接しなくてはいけません。 その枠を完成させたら、その公表は最終発掘となります。 いずれの場合も、手番の最後に許可カードを引きます。 名声点はパズルによって変わります。時代の面と遺跡の面があるパズルは遺跡ピースで、これを公表すると1個2点です。両方とも時代の面なら瓦礫ピースで、これは1個1点です。なお1級発掘と最終発掘は、パズル1個に付き1点の追加があります。 得点を加算する際に同じマスに入ったら、そのコマを1つ戻します。 プレイヤー全員が論文を使いきったらゲーム終了で、最も名声点の高いプレイヤーがゲームに勝ちます。 パズルをばら撒いて山崩しのような遺跡発掘と、パズルを埋める駆け引きという、何とも不思議なゲームです。 |