1998年7位 絶版 「タイクーン」は世界にある9都市をめぐって、ベンチャー企業がホテルや工場に出資して収益を上げるゲームです。 盤上は3x3のマスになっていて、各都市が記されています。 3ラウンドに別れていて、各ラウンドの終わりに決算が起こります。ゲーム開始時には15ミリオンのお金を持ってスタートします。またスタート時は各プレイヤーはホームバンクにあり、手元にいます。また各ラウンドに用意される建設可能なホテルの数は、前のラウンドで使われなかったホテル+6軒です。工場はゲームを通じて5軒までしか建てられません。 自分の順番には、ホテル/工場を建設するか、ローンを組むかのどちらかしか出来ません。どこかの都市に建設したい場合は、建設したい都市へ航空チケットを用いて飛び立たなくてはなりません。また各都市には2人のプレイヤーしか入ることが出来ません。 航空チケットは定期航路とチャーター便があり、定期航路は目的の都市に飛ぶか、縦横で何マスか離れた都市に行けます。チャーター便は2つの都市が指定されており、書かれた2つの都市の行き来以外には使えません。ホームバンクから飛び立つ際は、定期航路のチケットを使います。航空チケットは売りに出されていて、ローンを組まない限り自分の番に何枚でも買えます。 ホテルを建てる場合、滑走路に書かれたホテル建設費を払ってホテルを建てられます。ホテルを建てていくと、その都市ににあるホテルの総数に応じて決算時にその都市に建てたホテルの多いプレイヤーへの収入が増えます。ただしある一定数のホテルが建ってしまうと早い段階に建てられたホテルは一旦閉鎖状態になり、それを建てたプレイヤーが復帰させない限り、決算に含めることが出来ません。工場を建てる場合も工場建設費を払って稼動させられます。 工場はホテルと違ってそこそこ安定した収益を得られます。何も建てられない場合はホームバンクに戻りローンをするしかありません。ローンは高額のローンと小額ローンがあり、決算時に返済できますし、それが出来ない場合は 1回までの延長(さらに金利が上がりますが)が認められています。 誰かが各ラウンドに用意されたホテルを使いきったプレイ順で決算です。ホテルを建てた都市の数で決定されるボーナス、各都市のホテルの数の1位/2位(同着は早くホテルを建てたプレイヤーが優先)のボーナス、工場の収益が収入となります。 またここでローンの返済に迫られます。これが終わると次のラウンドです。 3ラウンド終了して、一番お金のあるプレイヤーが勝ちです。 たいへんベンチャーベンチャーしてて面白いゲームです。 箱絵のおっさんが、タイラー・ハミルトンに似ています。 |