タイトル チロス
原題タイトル Tyros
会社・出版社 Kosmos
デザイナー M.Wallace
プレイ人数 3-4人
対象年齢 10+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 3

「チロス」は、フェニキア文明時代の商人となり、都市や交易路の開拓を行い、名誉を獲得していくゲームです。

ボードを広げ、各プレイヤーは自分の色の船とマーカーを受け取り、船を2個チロスに置きます。
4つの帝国はゲームのレベルで定められた場所に置きます。帝国が準備された土地タイルは省いてタイルをよく混ぜて、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。残りは山札となります。交易品カードも裏向きに山札にします。残りのマーカーは分けておきます。

スタートプレイヤーからゲームを始めます。
プレイは以下の手順によって進められます。

1、交易品カードの分配
ワイルドカードも含めた帝国の色に対応した交易品カードをよく混ぜて、各プレイヤーに人数に応じた枚数を裏向きに配ります。

2、拡張:
スタートプレイヤーから順番に2回、1つずつ手持ちのタイルを帝国の隣接するマスにプレイして拡張し、置いたタイルに対応する帝国チップを1枚配置します(4人プレイの場合は最初ラウンドのみ2枚配置し、後の手番では1つずつです。)。その後タイルを1枚補充します。
プレイできない場合はパスし、1枚を下に戻して新たに1枚を引きます。
チロスの上下にタイルを配置した場合、チロスにも同じ帝国チップが置かれます。

3、カードプレイ:
スタートプレイヤーから順に、全員がパスするまで、交易品カードを使ってアクションを1つ行ないます。
a-船の移動:目的地と同じ帝国の色の交易品カードを使って、その枚数と同じマス数と移動できます。公海を越えることは出来ず、チロスを例外にして他の船が2つ以上いるマスで移動終了することも出来ません。また他プレイヤーの都市があるマスで移動を終えたら、そのプレイヤーに交易品を1枚渡します。
b-都市の建設:そのマスを単独で船が支配していれば、交易品カードを5枚捨てることで都市マーカーを置く事が出来ます。その際は船を取り除きます。自分の船が2隻いれば4枚ですみます。
c-船の建設:自分の都市もしくは誰かが都市を建てる前のチロスで、そのマスの交易品カードを1枚捨て札にすることで船を作れます。他の船がいる場合は追加で1枚ずつ必要です。作られた船はその都市の岸に置かれます
d-山札や捨て札との交換:3枚までの交易品カードを捨てて同じ枚数の交易品を山札から引くか、3枚の交易品カードを捨てて1枚を捨て札から選んで引くかを選べます。
e-他プレイヤーとの交換:他プレイヤーの1人に対して交易品カードの交換を持ちかけます。

すべてのプレイヤーが、カードプレイでパスをした時点でラウンドが終了となり、各プレイヤーは3枚までの手札を残すことが出来、それ以外を捨て札にします。
スタートプレイヤーが移ります。

誰か1人が手持ちの土地タイルをすべて使い切ったら、そのラウンドでゲームが終了します。
版図を広げた帝国の規模に応じて、支配している都市と船で得点を得ます。
またすべての帝国に都市を最初に建設したプレイヤーと、単独で最も多くの都市を建設しているプレイヤーにボーナスを与え、最も勝利点が高いプレイヤーが勝ちます。

帝国の広がり方と、カードプレイがかぎになるようです。