タイトル ウルランド
原題タイトル Urland
会社・出版社 Doris & Frank
デザイナー Doris Matthaus, Frank Nestel
プレイ人数 3-5人
対象年齢 12+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 4

「ウルランド」は3億5千年前の地球を舞台にした、原始支配種になるための遺伝子を巡る争いです。
各プレイヤーは自分の種を持ち、5つの海に3つずつ配置し、追加手番チップを持ちます。エリアチップをよく混ぜて1枚引いて、その番号の場所が噴火して陸地を変化させます。残ったチップから各プレイヤーは2枚ずつ引いて、その番号に自分の種を1つずつ置きます。受け取ったエリアチップはそれぞれ1枚ずつ両隣に渡し、その両隣もそのエリアの番号の場所に種を1つ置きます。得点用にスコア置き場に後番が先に置かれるように順番に置き、残りは手元に管理します。
遺伝子カードはよく切って4枚公開し、残りは山札です。
エリアチップはすべてよく混ぜ、3枚のチップを引いた後にパニックを混ぜます。これを環境チップと呼びます。

各ターンは、環境プレイヤー、ダミープレイヤー、種プレイヤーという役割を担当し、これをターン後とに時計回りに交替していきます。

1、チップの選択:
環境プレイヤーは環境チップを見た後、1枚を選んで裏向きに置きます。残りはダミープレイヤーが見ることが出来ますが、内容は言うことが出来ません。

2、種の行動:
種のプレイヤーは順番に、人数に応じた行動回数を行うことが出来ます。手番の最後に追加手番を1度だけ行うことが可能です。
上陸:種を1個陸から海に上陸させます。
増殖:自分のいる1つの海上のエリアを選び、5個以下なら1つ6個以上なら2つ、すべてのプレイヤーの種が増殖します。
海上移動:1つの海上エリアにある、種を任意の数別の海上エリアに移動させる。
回収:任意の数の種を盤面からストックに回収します。

3、得点計算:
すべての種プレイヤーが行動を終えたら、環境チップを公開してもっとも勢力の強いプレイヤーがポイントを得ます。
そのエリアで種の数が異なる場合は、最も少数の種が取り除かれ、一番多い種のプレイヤーに3点、残ったその他のプレイヤーに2点入ります。
複数のプレイヤーの種の数が同じだった場合は、それぞれに2点ずつ入ります。
あるプレイヤーの種が独占していた場合、そのプレイヤーに3点入ります。
得点を入れるとき、最初に得点の多いものから順に得点を加算します。このとき他の得点マーカーを追い抜く場合は、得点マーカーのあるマスは数えません。
得点計算が行われたエリアは、対応する火山マークに置いておきます。

得点を加算した際に突然変異のマスを越えたら、ストックの種をいくつか握ります。
多く握ったプレイヤーから順番に、その数+既に持つ遺伝子の数だけ盤上から種をストックに戻さなくてはいけません。
これらの遺伝子は特殊能力として使用することが出来ます。
遺伝子の獲得が終わったら、場に4枚のカードがあるようにめくります。

環境チップでパニックチップを引いたら、最も種の多い陸上エリアにいるすべての種は、隣接する海上エリアに逃げ出してしまいます。

ターン終了時に3枚の環境チップを引けなかったら、ダミーのときに受けとったエリアで火山が噴火します。
片方は得点計算が行われますが、もう片方は行われません。
火山の噴火すると火山タイルで陸地が接続し、その陸地エリアには各色1つを除いて、すべての種がストックに戻されます。
噴火したエリアチップはゲームから取り除き、残ったエリアチップとパニックチップを混ぜて続けます。

このように繰り返していき、最初に誰かが30ポイントに達したときにゲームが終了します。
このとき最も盤上に種があるプレイヤーに3点、陸上に最も置いているプレイヤーに2点のボーナスが加算されます。
最も点数の多いプレイヤーがゲームに勝ちます。

種の支配権をかけた争いです。こまをばら撒くことも必要ですが、遺伝子によってパワーアップさせていくことも視野に入れなくてはいけません。
決して盤上で支配することが良いわけではないので、うまく遺伝子の状態とゲーム進行のタイミングを見計らって盤面とストックの間で種をコントロールしましょう。
あんぎゃー!