タイトル |
ベネツィア |
原題タイトル |
Queen |
会社・出版社 |
R.Hofstatter |
デザイナー |
A.Steinwender, R.Hofstaetter |
プレイ人数 |
2-4人 |
対象年齢 |
10+
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プレイ時間 |
75分 |
難易度(5段階、易1<難5) |
2 |
「ベネツィア」は、水の都を舞台に、ハトのファミリーが7つのエリアにて縄張り争いを行うゲームです。
ボードとルーレットを準備します。
各プレイヤーは、自分の色を決め、対応する色のカード、ハトコマ、マーカー、カード配置ボードを持ちます。ポイントマーカーを外周のスタート地点に置き、スタートプレイヤーから順に、ジョルジオマギオーレエリアを除くエリアから自分の本拠地をそれぞれ決定し、本拠地マーカーを置きます。
ゲームは4フェイズからなります。
セッティングフェイズ:
各プレイヤーは5枚までのカードを裏向きのまま準備します。1枚はマルコ広場に関わるもの、1枚はアクションカード、後の3枚はハトを置きたいエリアを示し、アクションカードを除いたカードの上に自分のストックからハトをカードの上に置きます。
マルコ広場フェイズ:
スタートプレイヤーから順にマルコ広場のに関わるカードを公開します。マルコ広場カードならば、そのハトコマをマルコ広場の座標の空いている場所に配置し、フェイントの場合は後続のエリアのカードの上に任意に配置します。
すべてのプレイヤーがマルコ広場に関わるカードの処理を終わったら、旅行者の配置とハト捕獲人をルーレットで決定します。
捕獲人に隣接するハトコマは捕まって墓場に行きます。
それが終わったら、マルコ広場のハトは1度だけ移動できます。1匹のハトを隣接するハトを何度でも飛び越して空いたマスで着地するか、他のハトのいない任意のマスへ1マス動かすかを決めます。移動した結果、自分のハト2匹で他のハトを挟んだ場合、やはり挟まれたハトは墓場に行きます。
移動が終わった後、旅行者に隣接すると2個/旅行者と同じマスなら5個のハトコマを受け取り、自分のボードの巣に置きます。
アクションカードとエリアフェイズ:
アクションカードとエリアカードがタイミングの順番で使われます。同じアクションカードが使われた場合、点数の少ないプレイヤーが効果を発揮し、使われなかったプレイヤーのカードは手元に戻ります。同点の場合はいずれも使われません。
最初のラウンドはアクションカードは使われません。
最初にファミリーの会合カードが効果を発揮し、巣にあるハトを1つのエリアに配置します。
次にスタートプレイヤーから本拠地マーカーのあるエリアに、巣から任意の数のハトを配置します。
次にアクションカードをスタートプレイヤーから順に、アクションカードをめくって処理を行います。アクションカードには、ハトの増減に関わるもの、エリアの決算の妨害するもの、このラウンド限りの追加のハトを得るもの、ハトを置きかえるものなどがあります。
最後にエリアカードをめくって、カードに載っているハトをそのエリアに配置します。
決算:
得点を得ます。
自分の本拠地があるエリアで最大数のハトがいれば6点、本拠地がないエリアで最大数のハトがいれば3点を獲得します。
ジョルジオマギオーレエリアで最大数の場合には得点は入りませんが、アクションカードを1枚回収できます。また墓場で最大数の場合、ハトを2匹までストックに戻せます。
得点計算が終わったら、最もハトの多いエリアのハトをすべてストックに戻します。また巣に残っていたハトもすべてストックに戻し、捕獲人と旅行者を取り除きます。
誰かが50点を獲得するか、ジョルジオマギオーレエリアを除く5つのエリアで多数を占めた場合、そのプレイヤーの勝ちとなります。
カードのプロットによる読み、ハトコマの登用のやりくり、マルコ広場での挟みが重要だと思います。少し細かいかもしれませんが、ハトの縄張り争いという面白い着眼点のゲームです。
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