タイトル ビンチ
原題タイトル Vinci
会社・出版社 Euro,Descartes
デザイナー P.Kavearts
プレイ人数 3-6人
対象年齢 12+
プレイ時間 120分
難易度(5段階、易1<難5) 4
2000年ノミネート
2000年5位

「ビンチ」は、文明の興亡を追うゲームです。

各プレイヤーは担当色を選び、ポイントトラックの10のところに置きます。また山岳/外洋以外のエリアに前文明の勢力を置きます。文明タイルはよく混ぜて12枚引いて、2枚ずつのペアにして文明タイルを置く場所に置きます。

スタートプレイヤーから順にどれか1つの文明を選びます。なお文明には様々な特典と軍勢数が示されます。
最初の文明は点数を消費しませんが、それ以降の文明は後になるにしたがってより多くのポイントを消費します。なおその場合それ以前の文明置き場に自分の駒を置き、プレイヤーがコマの置いてある文明を取った場合に点数を獲得します。
獲得した文明によって自分の軍勢駒をいくつか獲得します。

文明は帝国を形成します。駒は外周から始まることになります。基本的に天文学の文明を持っていないと海のエリアを横切ることは出来ません。
その帝国は領土拡張のために駒を使います。また活動中の帝国は文明タイルの特典を使うことが出来ます。
隣接する領土を征服するためには、通常2個の駒が必要で、加えて地形によっての増減、また相手勢力の数も追加されます。

征服が終わったら、すべての帝国は領土に1つ以上の駒があり、それらが連鎖していなくてはいけません。駒を領土内に再配置し、その後そのプレイヤーは山岳を除く領土から1ポイントを獲得します。

手番の開始時にプレイヤーは文明を破棄することが出来ます。その帝国の文明タイルを取り除き、新たに文明を選びます。ただし、今選んだ文明は次回の手番から拡張します。反対に衰退を選んだ帝国は拡張ができず、領土には1つしか駒を残せません。衰退した帝国は衰退マーカーを置き、その帝国の特典を使うことは出来ません。

これを繰り返し、規定点数に届いたら、その次のラウンドを行い、最も点数の高いプレイヤーが勝ちです。

様々な文明があるので、それらの相互作用やコンビネーションをよく検討する必要がありそうです。適した文明を生かし、帝国をうまく回転させるゲームだといえます。