タイトル 指輪戦争
原題タイトル War of the Ring
会社・出版社 Fantasy Flight
デザイナー DR.D.Meglio, M.Magii, F.Nepitello
プレイ人数 2-(4)人
対象年齢 14+
プレイ時間 360分
難易度(5段階、易1<難5) 5
「指輪戦争」は、指輪物語の世界をテーマにした、タクティカルウォーゲームです。

ボードを広げ、自由の民と闇の勢力に別れます。
旅の仲間を裂け谷に配置し、それぞれのイベントカードをよく切って配置します。
アクションダイスを指定された数だけそれぞれ用意します。
政治トラックにカウンターを配置します。
各フィギュアを、それぞれのエリアに配置し、残りは脇におきます。

各ラウンドは、以下の行動を順番に行います。

1、追跡の割り当て
闇の勢力は、追跡ボックスに5個までアクションダイスを、指輪の追跡のために割り振ることができます。

2、アクションロール
双方のプレイヤーがダイスを振ります。
闇の勢力は残りのダイスを振って、サウロンの目を振った分をすべて追跡ボックスに置きます。

3、アクションダイスの使用
振ったダイスに対応して、アクションを選択していきます。
・キャラクター:軍隊を移動させるか、隣接する相手の軍隊を攻撃ができます。自由の民なら旅の仲間を前進させることができ、闇の勢力ならナズグルを移動できます。
・軍隊:軍隊を移動させるか、隣接する相手の軍隊を攻撃ができます。
・召集:1つの友好国の政治トラックを進めます。政治トラックが交戦中であれば、増援を参加させることができます。
・イベント:イベントカードを1枚引く、もしくは1枚使うことができます。イベントカードは標準ルールであれば文面も適用します。
・軍隊/召集:軍隊か召集のどちらかの行動ができます。
・スペシャル:自由の民は任意のアクションを使うことができます。闇の勢力は追跡ボックスに置きます。
ダイスの結果に従い、順番にダイスを選んで、その行動を行っていきます。
パスは相手がより多くのダイスを持っている場合にできます。使用したダイスは脇にのけておき、次のターンが来るまで使用することはできません。
自由の民が旅の仲間を移動させるためにダイスを使った場合は、使用したダイスは追跡ボックスに置かれます。

イベントカードは、簡易ルールであれば、カードの種類だけを適用し、標準ルールであれば文章を適用します。

戦闘は、まずユニットの数が戦闘力として割り出され、その後指揮官が統率力となり、振りなおしの個数となります。
お互い戦闘力に対応するダイスを振り、その後指揮官の数だけ振りなおしができます。
5以上が出れば攻撃成功ですが、初回に限り城砦や都市や要害を攻撃する場合は6のみの攻撃成功です。
攻撃成功1つにつき、相手の正規軍を1つ除去するか、精鋭部隊を正規軍に置き換えます。戦闘の結果によっては相手のいないエリアに撤退できます。

政治トラックは、各国が交戦中になっていない限り、増援をお行ったり相手の軍隊を攻撃することはできません。軍隊を使えるようにするために政治トラックを進めます。

旅の仲間は、移動する際にキャラクターダイスを使って移動させますが、このとき闇の勢力側は追跡トラックにあるダイスを用いて、6が出れば移動を妨害できます。
また闇の勢力の城砦や軍隊ユニットやナズグルのいる場所では、追跡トラックのダイスをその数だけ振りなおしをすることができます。

これをくりかえしていき、旅の仲間がモルドールからゴルゴロスに入り指輪を破壊すると、自由の民の勝ちとなります。
反対に自由の民側の城砦や都市を5つ以上占領すれば、闇の勢力の勝ちとなります。

ウォーゲーム的な内容に、旅の仲間の要素をうまく入れたゲームになっています。
本格的に重厚なゲームを楽しみたいのであれば、標準ルールの使用をお勧めします。