タイトル バス・シュティッヒ
原題タイトル Was Sticht?
会社・出版社 Moskito
デザイナー K-H Schmiel
プレイ人数 4人
対象年齢 12+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 4
1994年ノミネート
1994年6位
1994年2位

「バス・シュティッヒ」は、切り札を推理しながら手札を作り、その手札で目標を達成させるという、非常に複層的なトリックテイキングゲームの怪作です。

最初に最初の親プレイヤーを決め、トリックテイキングの目標チップを順番に1枚ずつ取っていきます。

このゲームは1ラウンドで、前半と後半に分かれます。

前半戦では親プレイヤーは36枚のカードを4x9に並べ、親プレイヤーはそれぞれの切り札カードを1枚ずつ、自分だけ見ます。
親の左隣からカードを1枚ずつ順番に取り、トリックテイキングを行ったらどれが勝つかを、切り札カードにて親プレイヤーが判定します。判定が終わったら、各自獲得したカードを手札に入れます。
これを9回繰り返して、最終的に切り札を公開します。

後半戦では親プレイヤー以外は、あらかじめ取った目標チップを1枚指定します。この目標チップには「3トリック獲得」「赤いカードは取らない」「最後のトリックを取る」「最小トリックに押さえる」などの指示があります。
親プレイヤーからトリックテイキングを開始します。通常のトリックテイキングでランクの切り札はその数字が切り札として独立したスートとなります。もっとも強いのが切り札色のそのランクです。
トリックテイキングが終了し条件を達成したら、その目標チップを捨てることが出来ます。ディーラーは他の全員の目標が失敗した場合にのみ、好きな目標チップを捨てる出来ます。

手持ちにある目標チップをすべてなくしたプレイヤーが勝ちです。

まさにトリックテイキングゲームの怪人というべき作品です。前半戦で切り札を推理し、どの目標が完成させられるかを考えなくてはいけません。
トリックテイキング慣れしたプレイヤーにお勧めです。