タイトル |
ウィザード・キングス |
原題タイトル |
Wizard kings |
会社・出版社 |
Columbia |
デザイナー |
T. Dalegliesh, G.Dalegliesh |
プレイ人数 |
2人 |
対象年齢 |
12+
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プレイ時間 |
120分 |
難易度(5段階、易1<難5) |
4 |
「ウィザード・キングス」は、ファンタジー世界の支配者となり、兵力を用いて相手の軍勢と対峙し、地域の支配権を争うゲームです。
最初にプレイヤーはマップを選び、それぞれをつなぎ合わせて戦場を構成します。
軍勢を選び、その中から100ポイントまでの軍勢を構築します。1つのユニットには複数のストレングスを持ち、ユニット種類のポイントとそのストレングスの値で構築していき、その状態はユニットを立てた上面の状態で表示されます。
構築した軍隊を、マップの都市のへクスに立てて配置していきます。
それぞれのユニットには基礎ポイントと速度と命中値と移動力と移動特性が書かれています。
配置が終わったらゲームが開始されます。
このゲームはターン制となっていて、イニチアシブの後、双方の移動、双方の戦闘という順番になります。
1、イニチアシブフェイズ
各プレイヤーはサイコロを振って、高い数字のプレイヤーから先に移動します。
2、移動フェイズ
各プレイヤーは自分のユニットを移動させることができます。
移動特性に無いユニットはその地形に入ったら停止しなくてはならず、1ヘクスに最大でも原則6ユニットまでしか入ることは出来ません。
相手のユニットのいるヘックスが関わる場合は、あるヘックスからそのヘックスに対して移動する場合に移動できるユニット数に上限があります。また相手と自分のいるヘックスから離脱する場合には、相手と同じ数のユニット数を残さなければならない制限も掛かります。
なお、街から街には4へクスまで海を渡って移動が可能です。
3、戦闘フェイズ
各プレイヤーが戦闘を仕掛けたヘックスに対して戦闘を行います。
この際お互い立ててあるユニットを、現在のストレングスが上になるようにすべて公開します。
戦闘の行動は基本的に速度順に行って、同じ場合は守備側が先に行えます。各ユニットは行動の際に、攻撃か退却かを選びます。
戦闘の場合は、自分のストレングスの数だけサイコロを振って、命中値以下の数が出れば命中となります。その際相手のユニットで最もストレングスが大きいユニットから優先的にダメージを割り振ります。いくつかの効果には目標を選択できるものがあり、その場合は選ぶことが可能です。
戦闘に勝ったら、軍隊を隣接するヘックスにいる自分のユニットと再編成が可能です。
退却は移動の可能な、自分のユニットがいるか中立のヘックスに退却が出来ますが、この際もヘックスに対しての移動上限が関わります。
戦闘でストレングスを越えるダメージを受けたり、退却できないようなユニットは除去されます。
戦闘が終わったら、ユニットは再びストレングスを上にして立てて置きます。
4、創設フェイズ
このフェイズにて、現在自分が所持もしくは支配する街ポイントの数までのユニットをつくって、街に配置できます。
これを繰り返し行い、10ラウンドが経つか、どちらかが街ポイントが15ポイント獲得するかでゲームは終了し、街ポイントの高いほうが勝ちます。
なおこのゲームは、スタートにはエルフ軍対オーク軍という構成になっていますが、さまざまな種類のブースターを買い足して遊ぶことが出来ます。
同社の積木のウォーゲームシリーズは、従来のユニットの表裏だけのインターフェイスを越えることと、実力の隠された戦いをうまく表現しています。ルールもそれほど難しくないものの、独特の移動ルールが斬新です。
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