タイトル エックス・パッシュ
原題タイトル X-pasch
会社・出版社 Fanfor
デザイナー V.Herman
プレイ人数 3人-6人
対象年齢 8+
プレイ時間 60分
難易度(5段階、易1<難5) 3

1997年8位
入手難

「エックス・パッシュ」は、さいころを用いて行うビジネスゲームです。
企業に取締役を送り込み、過半数を占めて企業を支配して行くゲームです。

基本ゲームでは、赤いカードだけを使います。プレイヤーはマーカーと企業カード3枚を受け取ります。発展ゲームにおいて緑色のカードと黒いダイスを使います。

手番にはさいころを3個振って、それらを使って会社の運営を行います。最初は企業を設立するために、カードに書かれた数字の組み合わせを作って、企業カードを出します。設立できる出目が出たら、役員を決められた人数を送り込むことが出来ます。
既にある企業に役員を送り込むときも、その企業に書かれた数字を振ることによって役員を送り込めます。その数字を作るために用いた個数が送り込める役員の人数です。さいころを1個使うことで、役員を収益のより低い企業に移すことが出来ます。また同じようにさいころ1個使えば、カードを1枚引くことができます。

なお、毎ターンのその企業の収益は、単独で役員を一番多く送り込んでいるプレイヤーに入ります。それ以外のプレイヤーには、その企業には収益は入りません。
またある企業において新たに多数を占めた場合、他プレイヤーの持つ自分が役員を送っていない企業に役員を無料で送れます。
さらに邪魔な企業を破産宣告として、出た目の企業を排除することも可能です。また色付カードは使ったさいころの数と色があうと、ボーナスで追加の役員を送れます。

だれかの収益が120になった時点で、ゲームは終了します。
これ以外にも、さらにいろいろなイベントを盛りこんだ、発展ルールがあり、それには緑色のカードと黒いダイスを使います。

このゲームは狙った目をうまく使うという、さいころゲームのライトな雰囲気と、乗っ取りや破産などで支配者がころころ変わる、かなりにぎやかなゲームです。ゲームそのものはかなり激しいですが、後腐れないゲームとなっています。