スペード
(協力:恵三)

スペード:
Spades("Playing Cards 52"/--)
30min. 4players(Pairmatch)

スペードとは?

「スペード」は4人で行うパートナーシップのトリックテイキングゲームですが、コントラクトブリッジほどの熟練は要しません。日本では余りやられているところはありませんが、アメリカでは結構盛んなゲームです。名古屋EJFでももちろんよく遊ばれているゲームです。

スペードのルール

人数:
4人(ペアマッチで、2人ペアが向かい同士に座ります。)
カード:
通常のトランプ52枚。
ナチュラルオーダー(AKQJT98765432)。
いかなる場合でもスペードが切り札です。
ゲームの目的:
パートナーが自らの取れそうなトリック数をビット、それを遂行する形でゲームを繰り返し、どちらかが500点、またはマイナス200点に達した時点で、ポイントを多く取ったチームの勝ち。
ディール:
1枚ずつ、13枚配ります。

ビット:
ゲームの前に、ディーラーから順に時計回りで、自分が取れそうなトリック数をあらかじめ宣言します。チームの2人の宣言したトリック数の合計が、このラウンドの目標トリック数となります。
ただ、例外的なビットとして「ニル」があります。「ニル」は宣言者がまったくトリックを取らないという宣言で、この場合1トリックでも取ってしまうと宣言は失敗です。パートナーは通常どおりのトリック数のビットになりますが、この場合はニルを宣言したプレイヤーのトリック数は勘定に入れず、自分が獲得したトリックだけが、目標トリックに関係します。
「ダブルニル」はその上を行くビットで、手札を見ないでビットします。基本的に「ニル」と「ダブルニル」の違いは、手札の見る見ないと得点です。
(たしか200点以上の点差かなんかがないと出来ないと思います。)

プレイ:
マストフォローのトリックテイキングですが、スペードにおいてブレイクルールがあります。すなわち誰かが必要に迫られて(マストフォローができないとか、手札にスペードしかない場合などに)スペードをプレイしない限り、スペードのカードを出すことは出来ません。
一旦ブレイクしたら、必要に応じて切り札で切ることもスペードをリードすることも可能となります。

得点とサンドバック:
1ラウンドが終わった得点を計上します。
基本的に、目標トリックに達成していればプラス、達成していなければマイナス点です。どちらの場合も目標トリック数x10のポイントを、結果に応じてチームの点数がプラスマイナスします。
それに加えて余剰トリック1つにつき、追加の1点とサンドバックポイント1がチームに計上されます。
また「ニル」は100点、「ダブルニル」は200点分の価値があり、この2つをビットした宣言プレイヤーがトリックを取らなかったらプラス、取ってしまったらマイナスとしてチームに計上します。

ただサンドバックポイントは曲者です。余剰トリックによるサンドバックポイントは、10ポイント毎に点数を100点マイナスしてしまいます。ですので、なるべくジャストなトリック獲得を目指していかなければなりません。

ゲームの終了:
どちらかのチームが500点に届くか、-200点に届くと終了。その時点で合計点数の高いチームが勝ちです。

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