タイトル エル・カバレロ
原題タイトル El Caballero
会社・出版社 Hans im Gluck
デザイナー Wolfgang Kramer & Richard Ullrich
プレイ人数 2人−4人
対象年齢 12+
プレイ時間 150分
難易度(5段階、易1<難5) 5

1999年ノミネート
入手難・絶版

「エル・カバレロ」は、地形タイルを配置しつつ探索チームを派遣し、その所有権を争うゲームです。

最初に元となる地形タイルがあり、そこにつながるように地形タイルを配置し、エル・グランデ - El Grande(Hans im Gluck)でおなじみのパワーカードで、騎士を雇うことと順番決定を同時に行います。

騎士タイルが地形タイルで両面の4辺に数字が振ってあり(1-8)、隣接する地形に対して何人の騎士を送っているかをあらわします。またストックにある騎士の数も手元でこれで表します。最初に、騎士タイルでコスト5をあらわし、パワーカードを1組、スタートの地形タイルを置いてスタート。

各プレイヤーはパワーカードを前に出したプレイヤーと数字が重ならないようにプレイします。これには優先順位と補充されるコストの数が書かれていて、この順番で行動します。
その後プレイヤーは、毎ラウンド5枚公開される地形タイルより1枚(パワーカードで 9を選べば2枚)を配置しなければならないほかは、騎士タイルの配置/増強や騎士タイルの撤退、船や城砦の建設や移動などが出来ます。

地形タイルは基本的に、どこかの地形タイルに隣接させるように配置します。騎士タイルは、2枚までを配置または増減が出来ます。これらは残っているコストや残り騎士タイルの範囲で行われ、送りこむ兵力はコストを払います。騎士タイルは地形タイルに隣接する部分の数値が、送りこまれている兵力です。この兵力の合計地形タイルで構成されている陸地や海域の所有権を競いますが、陸地における競争相手は、他プレイヤーと同数の騎士を送りこむことは出来ず、また騎士タイルは2辺に陸地タイルが配置されると、城砦で守られていない限り消滅します(守られていても撤退扱い)。

海に面して騎士タイルを置く場合はコスト1で配置可能です。船をコスト2で購入した際に隣接する海域が得点になります。海はどのプレイヤーのものにもなりえて、場合によって騎士タイルに海と陸がそれぞれ隣接する場合、陸側に隣接した騎士タイルはその数字の兵力です。

城砦はコスト1で購入可能、これはもし陸地が2辺で接した騎士タイルが盤上から消滅するとに、購入した城砦と引き換えに兵力と船が戻ってきます。城砦と船はコスト1で移動可能、また騎士タイルと船は手元に戻すときに限り、コストは要りません。城砦がある騎士タイルを手元に戻すと失われます。 4順目と7順目に決算が行われ、この時点で構成された陸地で送りこまれている兵力、および船がでている海域に対して、その地形タイルの副産物と、その勢力に見合う点数が入ります。最終的にこれらの得点の合計が勝敗となります。

遊んだ感じは比較的重いですが、じっくりやりたいといった感じのいいゲームです。騎士タイルの4辺の数字の位置と送りこむ兵力の兼ね合いは重要で、また配置する場所やパワーカードの順番などが結構難しいと感じました。

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