「ジャワ」は、島の領主となって未開の地に、農地や宮殿を作って、より発展した文明を築き上げていくゲームです。 ボードには島がかかれていて、周辺部は既に開拓されています。各プレイヤーはコマとアクションチップ、2マス分の地形タイル5枚と1マスの農地の地形タイルを3枚、同じく1マスの村/都市の地形タイルを2枚、ルールチャートを受け取ります。 3マスの地形タイルをあらわすもの、ならびに水路タイルはあらかじめ脇によけておきます。宮殿タイルは数字ごとに裏向けで分けておきます。宮殿カードをよく切って1枚めくり、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。 自分の手番になったら6アクションポイント(AP)を用いて、自分の領主としての行動を自由に行います。ただし最低1枚は地形タイルを配置しなくてはいけません。またAPを使わない祭典は、手番の最後に行われます。なお、特定のアクションによって得点が入ります。 なおアクションチップを手番に1枚だけ使い、7AP使えるようにします。 APの使いみちは以下のとおりです。 ・地形タイルをどれでも1APにて配置します。1マス/2マスのものは手元から、3マスのものはストックから配置します。これはボード上のコマがなく水路でも宮殿もないマスに置かれます。他のタイルに重ねて置くことは出来ますが、置いたらかしいでしまうような地形タイルや同じ大きさの地形タイルを置くことは出来ません。また都市同士をつなげるようなタイルの配置は出来ません。さらに終盤にボードから外れる置き方をすると、余分にAPがかかります。 ・平地からなら1AP/山地からなら2APにて登場させ、既に置かれたコマは移動させます。コマは宮殿や水路を移動できず、また他プレイヤーのコマのいる場所も障害となり移動できません。同じ色の地形内の移動ならAPはいりませんが、移動中に地形の色が変わるとその分だけ追加のAPが必要です。外周にいる場合はコマを外に出すこともAPを使ってできます。 ・プレイヤーのコマがボード上でもっとも高い高さの位置にあれば、コマの置かれていない村に1APにて宮殿を建築することにより、そこに宮殿タイルを配置し、村は都市に変わり宮殿の価値分だけ得点を獲得します。 1つの都市からは1手番で1回だけしか得点できず、1つの都市に宮殿は1つだけ出来、宮殿の価値は村/都市のマス数を越えることはできません。なお条件さえ揃えばAPを使って宮殿を拡張することも可能です。ただし2つの都市を接続するようなことは出来ません。 ・水路タイルを1APにて配置できます。水路はタイルの上に置くことは出来ません。水路が地形タイルによって囲まれたら、隣接するマスでプレイヤーのコマが最も高い場所にいるプレイヤーに対して、その水路タイルのマス1つにつき3点獲得します。 ・宮殿カードは1APで2枚までカードを引けますが、1枚目は表向きになっているカードを引き、続けて山札から1枚めくり、それを取るかどうかを決めます。 手番の最後に、都市を1箇所選んで祭典を行えます。他プレイヤーも祭典に参加できますが、都市に自分のコマが置かれていて、宮殿カードを持っていなくてはいけません。 祭典に参加するプレイヤーは、手番プレイヤーから順番に宮殿カードをプレイします。手番プレイヤーが出したマークに対応するカードをプレイするか、パスをするかします。プレイする場合は、対応するマークが一番多くなるようにしなくてはいけません。残っているプレイヤーのマークが全員同点になったら、共同開催になります。 もし宮殿カードをプレイしつづけて、1人を除いて全員がパスしたら、祭典はそのプレイヤーの単独開催となります。 祭典の得点は共同開催か単独開催かで変わります。また祭りが行われたら宮殿タイルを裏返します。使われたカードは捨て札となります。 プレイヤー共用である3マスの地形タイルがすべて使われたら、そのプレイヤーの手番が終わった後、決算を行います。それ以外のプレイヤーは同様に最後の手番を迎え、手番の終わりに決算を行います。 プレイヤーのコマが都市で最も高い位置にある場合、その都市の宮殿の価値の点数がもらえます。2番目であればその半分だけです。 最終決算をすべて終えて、最も点数の高いプレイヤーの勝ちです。 コマの位置を3次元で考えなくてはならず、地形タイルや水路のの効果的な配置さらには6APをうまく使わなくてはいけないので、考えることが大変多いゲームです。 関連ゲーム ティカル メキシカ ジャワ |