2002年5位 「メキシカ」は、メキシコ人の都市を作るために、運河を用いて区画を完成させたり、橋や建物を建ててポイントを獲得して行くゲームです。 ボードの初期配置を行い、各プレイヤーは自分の色のコマ、建物、チャート、マーカーを受け取ります。得点マーカーは得点ボードの0に置きます。 建物のうち、1段から4段までの最初から使うものを手前に並べておきます。 エリアタイルをよく混ぜ、8つを表向きに並べます。残りは脇に置きます。また、運河タイル、橋、アクションチップも脇において置きます 手番になったら、以下の行動をアクションポイントを用いて行います。 なお以下のアクションは0APで行え、アクションの結果として行われます。 a、エリア形成 運河タイルの配置によって陸地エリアが運河か海に囲まれたらエリアを形成でき、エリアの構成する規模の数はマスの数です。 b、エリア完成 形成されたエリアにプレイヤーのコマが置かれればエリアは完成しますが、構成するマス数に対応したエリアタイルがなくてはいけません。エリアが完成したら、そのエリアを完成させたプレイヤー、およびそのエリアにいるプレイヤーに得点が入り、得点トラックを前進させます。 手番では6ポイントを持っています。 1、運河タイルの配置(1AP) 空いている陸地に配置することが出来ますが、スタートマスや紋章のマス、海上や橋の出口に配置す来ることは出来ません。 2、橋を作る(1AP) 運河タイルに橋を置きます。両端は陸地でなくてはいけません。 3、コマを移動させる(陸地:1マスごとに1AP/橋から橋:1AP/任意の場所:5AP) 陸地の移動では縦横に移動でき、エリアタイルや建物、他のコマがいるマスは障害物で通過できません。 橋から橋の移動は掛かっている橋1つにつき1AP掛かります。他のコマのいる橋は障害物とはなりませんが、他のコマのいる橋では移動は終了できません。 任意の移動では5APで任意の空いているマスか橋に移動できます。 4、建物を建てる(階数と同じAP) 形成されたエリアに自分のコマがいれば、そのエリアの空いているマスに建物を建てられます。建物の高さは決算のときにエリアチップに応じて得点となります。 5、アクションチップを取る(1枚1AP) 手番には2枚までアクションチップを獲得できます。 6、アクションチップの消費(0AP) アクションチップを使って規定数以上のAPを使うことが出来ます。 8つのエリアが完成し、プレイヤーの誰かが最初に割り当てられた建物をすべて使いきったラウンドが終わったら決算が行われます。まだ完成していないエリアは今回の決算には含まれません。 各エリアごとに各プレイヤーの建物の階数の合計を競い、3位までのプレイヤーに点数が与えられ、得点トラックを前進させます。同着の場合はその順位がそのまま入ります。 またボーナスとしてスタートマスにいたら5点入ります。 1回目の決算が終わると残るエリアタイルも準備され、すべてのエリアタイルがボード上に残ったまま後半戦になります。また各プレイヤーは残りの建物も準備します。 前半戦と同様に後半戦も行われます。 後半戦の決算は、完成可能なエリアがすべて完成され、プレイヤーの誰かがすべての建物を立てきったラウンドで決算が行われ、1回目と同様に得点を加算します。ただし2回目の決算は完成されていないエリアも得点対象となり、エリアのマス数に応じて得点が与えられます。 最も得点の高いプレイヤーが勝ち、同点の場合はアクションチップの多いほうが勝ちます。 前半後半に分かれていますが、アクションチップの存在で逆転は可能かと思います。 エリアの間引きとプレイヤーの位置取りが重要ですが、やれる行動は限られているので効率良くアクションを行う必要があります。 スタートマス付近は重要かもしれません。 関連ゲーム ティカル メキシカ ジャワ |